こんにゃくの正体
サトイモ科の球根から作られる加工食品で、起源は東南アジアと言われています。グルコマンナンという食物繊維が灰(あく)というアルカリ性物質によって変化するのを利用して固まらせています。こんにゃくの成分は96 - 97%が水分であり、それを除くと主成分はグルコマンナンです。グルコマンナンはヒトの消化管ではほとんど消化されず、腸内微生物により一部脂肪酸に変換されて利用されるので、カロリーが極めて低い食品(100gあたり5-7キロカロリー)の1つとされ、摂取カロリーを制限する必要のある場合の食品素材として良く利用されます。
こんにゃくとは
こんにゃくの効能
どんな栄養があるの?
豊富な食物繊維
レタス2個分!
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日本では昔から胃のほうきと言われるほど、体に不必要なものを掃除してくれるグルコマンナンという食物繊維が含まれています。
*レタス1個約220gで計算。
カルシウムもたっぷり
ブロッコリーの約2倍!
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骨や歯のために欠かせないカルシウムも多く含まれています。こんにゃくのカルシウムは酸に溶けやすい性質があり体内に吸収されやすいため、効率よく摂取できます。
なぜ、ダイエット・美容や健康に良いと言われるの?
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ダイエット・美容の味方な理由
こんにゃくは95%以上が水分で脂肪分ゼロ、超低カロリー。程よい弾力を持つこんにゃくを食べると自然に噛む回数が増え、満腹感を得やすい食材です。また、豊富な食物繊維のおかげで便通の改善効果もあり、肥満予防に最適な食材です。近年の研究では こんにゃくの原材料であるこんにゃく芋に保温に欠かせないセラミドが豊富にふくまれていることが発見されました。
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大腸疾患の予防
食物繊維(グルコマンナン)が排便作用を高め、大腸がんや大腸ポリープなどの疾患を軽減させることが知られています。
健康の味方な理由
こんにゃくの主成分であるグルコマンナンには次のような効果があると言われています。
コレステロールコントロール
コレステロール値を正常に保つために欠かせない食物繊維が豊富なこと。また、グルコマンナンは小腸においてのコレステロール吸収を抑える働きがあります。
糖尿病予防
グルコマンナンの摂取で耐糖性が改善され、インスリンの分泌が節約されるという研究結果があります。